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NZ MoyaSystem

ニュージーランド在住のプログラマがあれこれ書くブログ

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投資信託で年利15%を達成して留学費用の足しにした話。

筆者は2013年の10月に前職を退職して以来、もう約2年の間、ほぼ無収入で暮らしています。留学するにあたっては、学費、生活費、遊興費等、何から何まで貯金を切り崩して暮らしているので、それを考えると、ずいぶん仕事頑張ってたのな……と自分を褒めてやりたくなる思いです。

さてこの留学費用、アホほど働いた残業代はもちろんなんですが、投資信託で運用して得た利益も少々含まれています。具体的な金額を出しますと、元本の90万円を2年で120万円にして、30万円の利益を得ることができました。年利およそ15%という計算になります。

ものすごく儲かったってわけじゃありませんけど、このご時世に年利15%でお金が増えるなら、悪い話じゃありませんよね? 今回は筆者が実践した投資信託による資産運用についてお話したいと思います。

初心者向け投資の6原則

筆者が投資信託による資産運用を始めたのは、2011年の5月。当時はまだ留学するなんて考えてもおらず、筆者はそのときネオニートに憧れていまして、毎月不労所得で30万くらい手に入れて一生遊んで暮らしたいなぁとかアホなことを考えておりました。完全に社畜生活に疲れ果てた人間の思考ですね。まぁとにかくなんでもいいから不労所得がほしかったんです。

数ある投資先の中から投資信託を選んだきっかけは、あれこれ資産運用についての本を探す中、「初心者は株を買うな!」という本を読んだことです。

初心者は株を買うな!(日経プレミアシリーズ)

初心者は株を買うな!(日経プレミアシリーズ)


この本のメッセージは次の6原則に集約されます。

  1. 銘柄指定をしない
  2. 長期的に投資する
  3. 平均点を狙う
  4. コストを下げる
  5. 積立で投資する


投資の初心者が利益を出したければ、これを守るのが一番ということです。徹底してリスクを下げ、時間を味方につける投資戦略なのです。

銘柄指定をしないのは、たくさんの銘柄に資産を分散させ、下落したときのダメージを最小限に留めるため。短期的にガツンと儲けるには、特定の銘柄に大量の資金を投入する必要がありますので、これはハイリスクすぎるから禁止。長期的なリターンを優先する。

日経平均など、市場全体の値動きに合わせて利益が出るファンド(= インデックスファンド)に投資すれば、景気が上向いたときにほぼ確実に利益が出るのでオススメ。ただし大きな利益を出すのは難しいので、手数料など細かいコストを減らして利益を減らさないようにする。

ドルコスト平均法を活用しよう

最後に積立投資、これは「ドルコスト平均法」という、長期投資で安定した利益を出すための戦略です。重要な考え方ですので詳しく解説します。

例えば、毎月1万円ずつ、1口100円の銘柄に投資することを考えましょう。1ヶ月目の資産は 100口 × 100円 = 1万円 ですね。次に、2ヶ月目にはこれが1口50円に暴落したと仮定します。すると2ヶ月目は200口買うことができますので、資産は1ヶ月目に購入した100口とあわせて、300口 × 50円 = 15000円 です。2万円投資したのに5000円の損が出ていますが、焦ってはいけません。

ここで、3ヶ月目にこの銘柄が1口80円になったとします。するとこの月は125口買うことができます。資産は全体で 425口 * 80円 = 34000円です。

お気づきでしょうか? 1ヶ月目は1口100円だったのが、3ヶ月目には80円。銘柄の価値は減っています。しかし、資産は30000円投資して34000円と、ちゃんと利益が出ているのです。もし1ヶ月目に30000円まとめて投資してしまったら、当然3ヶ月目には24000円になって6000円の損ですよね。銘柄そのものの価値が減ってしまっても利益が出るのがドルコスト平均法の強さなのです。

どうしてこんなことができるのかというと、毎月一定の金額ずつ積み立てているからです。上の例をもう一度見ると、1口の価値が高い時には少なく、低いときに多く口数を購入できていることがわかります。底値のときにたくさん買い、高値のときに買い控えるという、投資のセオリーにあった動きを、自然に取ることができるんですね。これならなにも、チャートに張り付いて売り買いのタイミングをはかるようなことをしなくとも、ある程度ほったらかしでも安定して利益が出るんです。投資初心者がこの戦略を使わない手はありません。


半値になっても儲かる「つみたて投資」 (講談社+α新書)

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やってみたよ

ということで、さっそく楽天証券に口座をオープンしました。特にほかの証券会社と比べたわけじゃないんですが、楽天カードのヘビーユーザーだったので、口座開いてポイントもらえるのが選んだ理由だったと思います、多分。

www.rakuten-sec.co.jp

元本として90万円を入金。その中から毎月3万円ずつ、手数料無料の再投資型インデックスファンドを選び投資することに。まだ20代なので、ローリスクの債権ファンドは少なめにし、リスクが少々高くても長期で利益が狙える株式ファンドを多めにしました。銘柄の選定については正直カンです。運用レポートを見てあまりにダメダメな実績のものは外したくらいで、特に経済の勉強をして決めたわけでもありません。

まぁ案の定というかなんというか最初の1年は全然利益が出ませんでした。この時期は日経平均も1万円をずっと割り込んでいて、景気が停滞してたんですよね。結局1年間で資産総額は約1万円の微減でした。とはいえ、最初から数年単位の長期投資のつもりだったので、特に悲観はしていませんでした。これが特定銘柄の株だったら、ここで損切りするか、もう少し粘るかとかいろいろ悩むんでしょうけど、その必要が無いのも長期投資の利点です。

利益が出始めたのは、投資を開始してから約1年半後、2012年の10月頃から。この頃ついに資産総額が元本の90万円を上回り、12月には100万円を突破。それから毎月数万円ずつ順調に増え続け、退職を決意した2013年5月に資産総額が120万円を突破し、一気に売却。

ポイントは、この間投資そのものに対する勉強はほとんどしてないってことです。やったのはただ分散投資を実践することだけ。できるだけ多くの銘柄に少しずつお金を落としていたら、特に何もせずこれだけの利益が出たのですから、十分な結果じゃないでしょうか。30万円はニュージーランドでの3ヶ月分の生活費に相当するので、これだけでもずいぶん助けられました。やっててよかった長期投資!


2020年に大差がつく長期投資

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まとめ

投資信託に毎月積立分散投資するのは、素人が資産運用するなら最良の選択肢だと思います。大ホームランは出にくいですが、大損もしにくいですし、時間さえかければ少しずつ資産が増えていきます。毎月10000円程度から少額で始めることができるのも一般庶民にはうれしいです。

世の中では、デイトレやらFXやらで短期間にものすごい利益を出した人がどうしても注目されますが、あれを素人がやろうとすると大変です。ヘタに大勝負に出ると痛い目見ますし、日々の勉強が欠かせませんから、好きじゃないと続きません。確実に、労力をかけずに利益を出したいのなら、投資信託に年単位で積立分散投資するのが一番です。

時間を味方につける投資方法ですから、やるなら早いにこしたことありません。結婚やら育児やら、お金が必要な人生のイベントできっと力になってくれますので、皆さんも始めてみてはいかがでしょうか!


一番やさしい! 一番くわしい!  はじめての「投資信託」入門

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お金は銀行に預けるな 2013年度版 1コインキンドル文庫

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